小学校高学年、アイドルに憧れアトピーを疎ましく思う日々
小学生の高学年になる頃、わたしは大きな幹線道路に面したマンションに住んでいて、ベランダの手すりはいつも真っ黒みたいな空気の中で過ごしていました。
さらに母の忙しさも変わらず、畳の子ども部屋は物も多く掃除も行き渡らずあまりきれいな環境とは言えませんでした。
畳にチャタテ虫がたくさん…
畳をジーっと見ていると小さい虫が行き来してるのが見えたり(チャタテ虫?)しましたし、ゴキブリもよく出てましたし。
その環境もあってか、アトピーは腕裏・膝裏は相変わらずひどく、さらに股関節にも出始めました。
女の子らしい可愛い同級生に憧れる
かわいい同級生
この頃、マンションには同じ小学校に通う同級生がいて、その子がとても可愛かったんです。
登下校を一緒にしていたのですが、やっぱりどうしてもその子と自分を比べてしまいました。
それに加えテレビアイドルなどに憧れを持ち始めた年齢でもあります。男子からのからかいも始まり、なんで自分は痒くなってしまうんだろう、どうして汚い見た目なんだろう…と考えるようになります。
日に日に幼ながらに、アトピーでいることは辛いと感じるようになりました。
母に悩みを訴えてみた
母に痒いのをなんとかしたいと訴えると、母はステロイドなどの薬療法に抵抗があったのか、なぜかパジャマを斬新な形に縫い付けてくれました。
袖を縫い付けただけのパジャマ
アトピーの方ならわかると思うのですが、寝てる時の無意識の力はすごい(半端ないですよね)ので、もちろんこんな手法では掻くことを止めることはできず、症状はよくなりませんでした。むしろこのパジャマを着るとストレスのせいか熟睡できず、朝は半分脱げて絡まっているし、掻いて爪は血やカサブタだらけだし、目覚めは最悪でした。
つづく….
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